暑さも和らぎ涼しさが増し、秋が深く思える今日この頃皆様いかがお過ごしでしょうか?秋は、芸術の秋、読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋といいますが、おいしい秋の味覚で最近お腹がでてきた、体重が増えたなど気が付いたことはありませんか?
それでは今回は、肥満についての現状や簡単な予防策などを取り上げてみました。

肥満は、「脂肪細胞が過剰に蓄積した状態」と定義されていて、本来脂肪の異常増加を意味しますが、通常は、測定が簡単である体重で表すことができます。多数の健診受診者を調査した結果、体格指数を表すBMI(体重kg÷身長m÷身長m)=22が健康であることがわかりました。そこで身長m×身長m×22=標準体重kgとしました。
例えば165cmの人は、1.65×1.65×22=59.9kgが標準体重となります。ちなみに、BMIの基準として↓
BMIの基準
一方、BMIで低体重・普通と判定された人でも体脂肪率が多い「隠れ肥満」(体重は正常だが、体脂肪が多い人)と呼ばれるケースが1割ほどあるので基準はありますが注意が必要です。なお、体脂肪率では、男性は20%以上女性は30%以上の場合が肥満と考えられます。


肥満は糖尿病、高血圧症、高脂血症、動脈硬化症などの生活習慣病や、胆石症、呼吸異常、腰痛、変形性膝関節症などをもたらします。実際、肥満とともに死亡率が増加しています。例えば、米国女性ではBMI27以上で死亡率が1.2〜1.5倍、心血管死が2〜4倍になると言われています。肥満のうち肥満によるこれらの合併症を持つもの、あるいは将来これらの合併症をきたす可能性があるものを肥満症と呼び、医療の対象とされています。


体型(脂肪蓄積部分)は大変重要です。
上半身型(りんご型、内臓脂肪型)の方が、下半身型(洋なし型、皮下脂肪型)肥満に比べ、合併症の発生率が高いことが知られています。
ウエスト÷ヒップ=男性1、女性0.8以上ならりんご型、それ以下なら洋なし型と判定されます。
りんご型と洋なし型


肥満には、原発性肥満二次性肥満(症候性肥満)とに分類でき、その95%以上は原発性肥満です。原発性肥満の原因は、体質に加えて食事性の要因と運動不足が関与しています。一方、二次性肥満は原因となる特定の病気があるものをいい、内分泌性、遺伝性、視床下部性、薬物による肥満があります。肥満になる原因は、食べすぎ、早食い、大食い、だらだら食いなどの食生活の乱れや運動不足などの生活習慣の乱れが大きく関係しています。まず、治療などを長く続けて行うことが最も重要です。

1≫食事のカロリー制限や食習慣の改善
標準体重×22−25kcalに制限します。特に脂肪を制限し、たんぱく質は十分に摂取する必要があります。だからといって、朝食を抜いたり極端に食事を減らしたりせず、身近なことで間食や夜食、早食いややけ食いをやめ、ゆっくりよくかんで、食事を楽しむようにしましょう。


2≫運動療法
食事制限をすると、体が痩せることに抵抗して消費エネルギーを抑制する働きをします。ウォーキングや水泳などの有酸素運動を行い、同時に体操やスチレッチング、筋力トレーニングで基礎代謝を高め、エネルギーの消費を高めましょう。ちなみに、有酸素運動では中程度(壮年者では1分間の脈拍が120程度になる運動)を30分程度行うとよいでしょう。

 今回は肥満について二つの治療法や予防策を取り上げました。肥満は合併症として高脂血症、高血圧症、糖尿病などがあり、当クリニックでは生活習慣病外来(予約制)を設けて生活習慣に関する総合的な指導や治療管理を行っています。詳細については、受付にてご相談下さい。



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